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「ねんきん定期便」を
スキャンで試算!
公的年金シミュレーター

2023.04.01

「ねんきん定期便」をスキャンで試算!公的年金シミュレーター

皆さま、いつも大変お世話になっております。
仙台でもいよいよ桜が咲き始め、花粉症の辛さとともに春を感じるようになりました。
4月は出会いの月とも言われ、気持ちも新たに何かを始めるには今がまさに良いタイミングですね。

FP目線でお役立ち情報を月1回配信しているコラムの今回のテーマは『公的年金の見える化』です。9回目は小野が担当させていただきます。
今回は日々の相談業務でも多くの割合を占める「老後生活の支えとなる公的年金の見える化」についてお伝えいたします。

ねんきん定期便ではどんなことが分かる?
年金に関する相談は、「私の場合、老齢年金はいくらもらえるの?」「老齢年金だけでは老後が不安…いくらを準備すれば安心ですか?」という質問に集約されるのですが、これを解決するカギとなるのが、毎年誕生月に届くねんきん定期便。
しかしこれには「これまで納めてきた厚生年金(国民年金)保険料で将来いくらの年金をもらえるか」、つまり「納付実績に基づく将来の見込額」しか記載されていません。
これから定年まで納める納付分は加味されていませんので、年金の見込額をみて、ゾッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、厚生労働省が運用する「公的年金シミュレーター(現在は試験運用中)」の活用をおすすめいたします。

公的年金を見える化!
「公的年金シミュレーター」

▼公的年金シミュレーター チラシ(PDF)
「ねんきん定期便」をスキャンで試算!公的年金シミュレーター

▼公的年金シミュレーター(外部サイト)
https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp

このサイトでは、年金定期便をお手元に準備して利用すると、簡単にご自身の年金を試算することができます。また、受け取りを繰り下げた場合のシミュレーションも可能ですので、ご自身の働き方に合わせた試算ができるといえそうです。
ねんきん定期便を紛失してしまった方でも、働き方(暮らし方)、就労期間、年収などを入力すると試算可能ですので、試す価値は十分にあるかと思います。

▼使い方の詳細(外部サイト)
https://www.mhlw.go.jp/stf/kouteki_nenkin_simulator.html#h2_free3

「公的年金シミュレーター」に残る課題
一方で、現在は「試験運用中」とあるように、厚生労働省は試験運用中に改善点や気づいた点などを募集し、利用者の満足度を向上させるための改善を行ったのち、本格実施とするようです。
よって、現時点で私が気付いた以下の点が未対応となっています。

  1. 障害年金や遺族年金の試算には対応していない
  2. 特別支給の老齢厚生年金、加給年金などは考慮していない
  3. 税などの支払額は表示されない
  4. 50歳未満の場合、ねんきん定期便に表示された見込額と異なる場合がある

いかがでしょうか。まずは楽しみながら目安を知るためにご利用いただければ幸いです。

レバークでも資産形成の相談業務を承っております。
「今日が定年まで最も時間がある日」とお考えいただき、少しでも早く、お気軽にご相談くださいませ。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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