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円安・円高って何?シンプルに理解する為替と今後の展望

2024.09.01

外貨のイメージ

独立系ファイナンシャルアドバイザー法人、株式会社Revarcの菅野です。今回でコラムも25回目となりました。いつもご愛読いただきありがとうございます。

皆さん、最近ニュースで「円安」や「円高」という言葉をよく耳にしませんか?
でも、実際にそれが何を意味しているのか、どうしてそうなるのかを理解するのはちょっと難しいですよね。そこで今回は、為替の基本的な仕組みと、最近の動きについて、わかりやすくお話ししていきたいと思います。
特にアメリカと日本の金融政策の違いについても触れながら、今後の為替の動きを一緒に考えてみましょう!

為替(円安と円高)って何?どうして起きるの?
最近、ニュースで「円安が進んでいる」とか「円高になるかもしれない」なんて言葉を耳にすることが多いですよね。でも、そもそも「円安」や「円高」ってどういうことなんでしょうか?そして、なぜそんなことが起きるのでしょう?

為替というのは、簡単に言うと異なる国の通貨を交換することです。例えば、日本円とアメリカドルを交換することを指します。
そして、円安とは、円の価値がドルに対して下がること、つまり、ドルを買うためにより多くの円が必要になる状態です。反対に、円高とは円の価値が上がることを意味します。

円安と円高が起きる理由って?
では、どうして円安や円高が起きるのでしょうか?これは、実は各国の「金融政策」が大きく影響しています。
「金融政策」って難しそうに聞こえるかもしれませんが、これは中央銀行が行う経済を調整するための対策のことです。日本では日本銀行(日銀)、アメリカでは連邦準備制度理事会(FRB)がそれを行っています。

日銀の政策は、低金利を長く続けています。金利が低いとお金を借りやすくなるので、企業や人々がお金を使いやすくなり経済が元気になると期待されます。しかしその反面、円を持っていてもほとんど利息がつかないため、円を売ってドルなどの他の通貨に替える人が増えます。その結果、円安が進むわけです。
一方でFRBの政策はここ最近、金利を上げる方向で動いています。どうしてかというとアメリカではインフレ(物価が上がること)を抑えたいからです。
金利が高くなるとドルに対する需要が高まり、ドルの価値が上がります。これが円安につながるのです。

アメリカ大統領選挙の影響は?
2024年はアメリカの大統領選挙がありますね。この選挙も、実は為替に影響を与えるかもしれません。
選挙結果によっては、アメリカの経済政策が大きく変わることもあります。たとえば、新しい大統領が「もっとインフレを抑えるぞ!」と強い姿勢を示せば、FRBが金利をさらに引き上げることも考えられます。そうなると、円安がもっと進む可能性もありますよね。
逆に、「経済成長をもっと大事にしよう!」といった政策が取られると、金利が下がる可能性もあり、その場合は円高に動くかもしれません。だから、今後の展開に注目しておくことが大切です。

今後の展望はどうなる?
現状では、日銀の低金利政策とFRBの高金利政策が続いているため、短期的には円安が続く可能性が高いです。でも、大統領選挙の結果や各国の経済状況の変化によっては円高に転じることもあります。
為替の動きはさまざまな要因に左右されるので、常に最新の情報を確認することが大事ですね。為替って難しそうに感じるかもしれませんが、ちょっとずつ理解していくと面白いですよ!ぜひ、身近なニュースを通じて為替の動きをチェックしてみてくださいね。

為替の動きは、ニュースや経済の流れを理解する上でとても重要なポイントです。日常のニュースを見ながら、少しずつでも知識を深めていけるといいですね。これからも、一緒にマネーリテラシーを高めていきましょう!

何かご不明な点やご質問があれば、独立系ファイナンシャルアドバイザー法人株式会社Revarcまでいつでもお気軽にお問い合わせください。

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