自転車保険って本当に必要なの?
2022.10.01
月1回のコラム発信、今回のテーマは『自転車保険って本当に必要なの?』です。
3回目は大竹が担当させていただきます。
自転車事故による治療費や事故相手への賠償に備える「自転車保険」ですが、宮城県は2021年4月に加入義務化となりました。
今回は、
「なぜ自転車保険が必要なの?」
「自動車保険に加入しないと罰則はあるの?」
「加入するときのポイントは?」
など、自転車に乗る人が知っておきたいポイントについてお伝えします。
保険内容が重複していて無駄に保険料を払っていた…なんて事を実はよく拝見します。ポイントを抑えてご家庭にあった保険に加入しましょう!(※自転車保険義務化は自治体によって異なります)
東北で加入義務のある県:秋田県、山形県、福島県、宮城県
努力義務のある県:青森県
<なぜ自転車保険が必要なの?>
全国で自転車保険の加入の義務化が徐々に広まっており、宮城県も2020年7月に自転車安全利用条例が制定され、2021年4月1日から施行されています。
義務化が進む理由は、自転車事故の被害者と加害者双方の経済的な負担を軽減するためです。自転車事故による高額賠償になったニュースを見たことある方は多いのではないでしょうか。
交通事故死者数は近年減少傾向である一方、自転車乗車中死者数の占める割合は増加傾向にあります。コロナ禍で公共交通機関を避け、自転車を利用する人が増えたことやフードデリバリーサービスの利用の増加などが要因と言われております。
<自転車保険に入らなかったら罰則はあるの?>
自転車保険に加入しなかった場合の罰則がある自治体は、今のところありません。しかし、万が一自転車事故を起こして高額な賠償責任を負った場合に一番困るのは自分自身です。自転車に乗る人は自転車事故に備えて加入しておきましょう。
<自転車保険に加入するときのポイントは?>
1.個人賠償責任保険でも可能
自転車保険とは言われていますが、必ずしも「自転車保険」と名前がつく保険である必要はなく、事故相手への損害賠償が補償される「個人賠償責任保険」があればよいとされています。そのため、火災保険や自動車保険、傷害保険などの特約や、県民共済や国民共済、クレジットカードの付帯保険などでも問題ありません。
2.二重加入に注意!
個人賠償責任保険はいろいろな保険の特約にセットすることができる為、いつの間にか二重加入となっている事がよくあります。複数の保険に同様の補償が付いていても、2倍の保険金が受け取れるわけではありません。
また、個人賠償責任保険の補償対象が家族全員となっている場合、補償金額もしっかり確保されていれば、わざわざ別に自転車保険に加入する必要はありません。
今一度、加入している火災保険や自動車保険、その他保険の内容を確認してみることをオススメします。
株式会社レバークでは、「保険を見直したい」「どんな保険に入ればいいのかわからない」など、保険に関するご相談も承っております。お気軽にご相談くださいませ。